セラピストにとって欠かせないスキルの一つでもある「タオルワーク」。
特に男性セラピストはタオルワークを身に付けなければ、お客様に対して安心感を与え、信頼関係を築くことができません。むしろタオルワークが上手でないと、クレームにも繋がりやすくなり、リピート客を獲得していくことも難しくなってしまいます。
今回はそんなタオルワークのコツをご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
タオルワークのコツ
ではタオルワークをスマートに行うためには、どのようにしたら良いのでしょうか。ここでは、タオルワークのコツについて解説します。
1、肌触り、手触りが気持ちの良いタオルを選ぶ
タオルワークといいながらも、前提としてタオルの質が重要です。
ゴワゴワしたタオルや糸がほつれたタオル、匂いのするタオルは論外。
タオルはセラピストに欠かせない商売道具の一つ。だからこそ、タオルの質にこだわり、一度使用したタオルは毎回洗うなど、清潔を保たなければなりません。
2、タオルで壁をきちんと作る
お客様が体勢を変えるときはタオルで壁を作り、セラピストや他のお客様に見えないようにします。その際、タオルが揺れたり、お客様が体勢を変えるときにタオルを巻き込まれないようにピーンっとタオルを張って、手でタオルの端をしっかり握っておくようにしましょう。
3、施術の練習だけでなく、タオルワークの練習も必ず行う
マッサージ技術の練習とセットでタオルワークの練習も行うようにしましょう。常にお客様の立場で、不安を感じることなく気持ちよく施術を受けていただくことを意識しながら、しっかりとタオルワークを習得しましょう。
タオルを動かすスピードや、タオルの掛け方や下ろし方等を実際に練習をして確実に習得しましょう。
4、タオルワークを行う際は、お客様に声がけをしながら行う
突然、裸に近い状態の体を覆っているタオルを動かされると、お客様は驚いてしまいます。
タオルを動かす際の「声がけ」もタオルワークの要素です。下記のような声がけを練習の際に練習しましょう。
- (タオルを直す際)タオルを調整させていただきますね。
- (仰向けになっていただく際)タオルで壁をお作りしますので、仰向けに体勢を変えてください。
まとめ
いかがでしたか?人は肌からの刺激に敏感で、その刺激によって心地よく感じることもあれば、不快に感じることもあります。タオルの肌質感だけでなく、生乾きの匂いや、香りのきつい柔軟剤にも注意が必要です。
施術だけでなくタオルワークの知識を身につけて、必ず練習を行うようにしましょう。
そうすることでお客様を上手におもてなしできるだけでなく、お客様との信頼関係を築けます。
きめ細やかな配慮が光るタオルワークを身につけて、セラピストとしてのキャリアアップを目指しましょう!